こんにちは、いろは造園代表の西原輝です。
お庭の草引きは本当に大変ですよね…
梅雨の時期に入ると一雨ごとに雑草は伸び、引いても引いてもまた翌週には草が生えてきてきりがない…
新築で家を建てたが、庭は土の状態で数年後に草引きに頭を悩ませるというお話もよくあります。
子育ての合間をみて真夏の暑い中草引き…耳元で蚊は飛び、半袖で草引きをすると腕がかゆくなり、挙句の果てには「あなたも手伝ってよ!」と夫婦げんかの原因になることも…
抜こうと思っても根っこが蔓延っていて抜けない雑草もあります。
無理やり力づくで抜こうとして、中には腰や手を痛めてしまったりという方もおいでです…
全ての原因はお庭から生えてくる雑草…
このお庭から生えてくる雑草を対処するために現役の職人である私が、効果抜群の5つの方法をご紹介致します。
また、各方法にはメリットもデメリットもございますので、その辺りも含めてご紹介していきます。
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↓動画でもまとめております。
庭の雑草について知る
写真は築年数でいうと約3年ほどの土だけのお庭です。草が生えてくるたびにご主人様が週末に草引きをされておられました。→この写真のお家の施工事例
面積も広く、草引きをしないといけない箇所はこの箇所だけでなく、家の外周部分も草引きをしなくてはいけませんでした。
翌週にはまた草が生えてきて、子育ての合間を見ながら数時間かけて草引きをされておられました。
しかし、こちらのお家の場合、生えてきては放置せずにすぐ草引きをするという風にお過ごしでしたので、短い草ばかりで、雑草の種類も抜きやすい種類という事がありました。
※雑草の種類についてはまた別記事でご紹介致します。
こちらのお家の場合、種で増える雑草ばかりで、根っこが蔓延る種類ではありませんでした。この場合比較的草引きはしやすいですが、草が大きくなると引きにくくなります。
このご自身のお家のお庭に生えている雑草の種類を知る事で後の方法にも大きく影響してきます。
まずは、お庭に生えている雑草が、『スポッと抜ける物』か『根っこ同士がとなりの雑草に繋がっている物』かを知る事で後の対処法も変わりますので、知っておくことも重要です。
具体的な庭の雑草対策5つの方法とは…
本題に入ります。現役職人として10年以上、約300件以上のお庭を設計、施工してきた私の経験からお庭の雑草対策の5つの方法をご紹介致します。
1.グラウンドカバー・芝生などで覆う
雑草にとって一番良い環境とはどういう環境でしょうか?
それは、雨がかかり、日当たりが良く、土だけの状態です。
新築時は多くのお家がお庭を真砂土で均された状態で終わります。
写真のように真砂土が敷いてある状態がほとんどです。状況にもよりますが、築3~5年ぐらいまではこの真砂土でもちょっとずつ草を引いていけば、きれいに管理ができます。
全く草引きをせず放置しておくと1年後には草が茂り、やがて抜けない草も生えてきます…
そうなる前にお庭全体を芝生やグラウンドカバーで覆ってしまう事で、実は雑草の対策にも繋がります。
芝生を全体に敷き詰めました。
イメージとしては、植物で植物を制するイメージです。芝で覆ってしまうと土の状態よりは雑草が生えにくい状況になります。
あくまでも『土の状態よりは生えにくい』という事ですので、完全なる雑草対策ではありませんが…
また、芝生と同様にグラウンドカバーも効果があります。
ただ、グラウンドカバーで覆ってしまう場合に気を付けないといけない事は、
よく歩く(踏む)箇所かどうかという事です。
踏み圧に弱い植物をお子様が遊ぶスペースに使用すると、枯れてしまいます。花壇の中などで使用する場合などは踏み圧に弱い物でも大丈夫です。
↓以下、例として記載しておきます。
・踏み圧に強いグラウンドカバー:芝生、イワダレソウなど。
・踏み圧に弱いグラウンドカバー:タマリュウ、ディコンドラ、グレコマ、セダム、パンダスミレなど。
これらの植物で土を覆ってしまうと比較的雑草は生えにくくなります。
ただ、雑草対策をメインで考えている方にはあまりおすすめできない方法です。
何故かというと、相手は生き物なので管理が必要だからです。また、草花の間から雑草は生えてきます。
本気の雑草対策を検討されている方は、別の方法をおすすめします。
雑草対策のパーセンテージでいうと10%ほどとお考え下さい。
芝生・グラウンドカバーで雑草対策をするメリットとデメリット
メリット
・小さなお子様がおいでの場合、こけても柔らかいので安心
・ワンちゃんがいるお家の場合、肉球に優しく安心
・地表の温度を下げる事ができるため、涼しい風を室内に通すことができる
・緑が美しく目に優しい
・土が靴の裏に引っ付かなくなる
デメリット
・年間を通して管理が必要(芝刈り、肥料やり、水やりなど)
・隙間から雑草が出てくる
・繁殖して欲しくない場所にまで繁殖する可能性がある
・枯れる箇所などがあり、一部分剥げてきたりする
・虫が増える
・土は引っ付かなくなるが、枯草が靴の裏に引っ付く
といった事があります。
この方法はこんな方にオススメ!
・ガーデニングやお庭の管理が好きな方
・子供さんやワンちゃんの為と割り切って管理出来る方
・子供さんがお庭で遊んでくれている今という時間を大事にしたいという方
・管理よりも庭の緑を大事にしたい方
・地表の温度を下げたいとお考えの方
私の意見
どういった考えで庭を見るかによってかわりますが、100%雑草対策が目的という方にはこの方法はオススメできません。
上記以外の方は、2番目以降の選択肢を選ばれることをおススメ致します。
ただ、小さなお子様やワンちゃんの事を本気で考えると管理しながらでも一番いい方法になります。
目的によってはせっかく施工したにも関わらず5年~7年後に限界がきてやり替えるという方も多いです。
将来の事やお子様の成長も考えて、将来やり替える可能性や予算も考えておくことが最善の策だと思います。
2.防草シート&砂利、もしくは人工芝やウッドチップを使った方法
このページを読まれている方の多くは「芝生やグラウンドカバーは自分には難しいな」と思われている方が多いかと思います。
そういった方におススメの方法が、防草シート&砂利もしくは人工芝やウッドチップを使った雑草対策の方法です。
ビフォー
アフター
こちらは防草シートを敷いてから上に砂利を入れて雑草対策をした事例です。
この方法になると先ほどの芝生などのパターンに比べて一気に雑草対策の数値が上がります。雑草対策度は90~95%といってもいいほど草引きから解放されます。
ただ、気を付けないといけない箇所は、防草シートの種類(安い物は雑草がシートを突き破って出てくる)や上に入れる砂利です。
全面をこの方法で施工する場合は砂利の大きさなどあまり気にしなくてもよいですが、例えば一部は人工芝で一部を細かい砂利にした場合、細かい砂利が人工芝に入ってしまう可能性があります。
人工芝の中に細かい砂利が入ると、取るのも大変で掃除がしにくくなります。
特に小さなお子様は砂利を動かしたりするのが好きなので、人工芝の上にドンドン砂利を乗せていくということも考えられます。
上記のように組み合わせによっても相性が発生するので、組み合わせを良く考えて施工されることをオススメ致します。
防草シートのみで雑草対策をするといった方法もとれます。この方法は施工場所によってオススメできます。
ただ、直接日光が防草シートに当たる為劣化が早くなります。
上に砂利を入れて日光を遮る方が防草シートの耐久性がよくなり、長年使用して頂けます。また、台風時も砂利が重りがわりになるので飛んでしまうといったことも防げます。
写真のように防草シートと人工芝を敷いて雑草対策をする事も非常にオススメです。
人工芝は砂利と違い耐久性があるので年数が経つとやり替えないといけないタイミングがきます。
耐久性は安い物を使用すると約5年ほど。いい物を使用して約7年~10年(実際はもう少し持ちそう…)という感じです。
防草シートを敷いてからウッドチップ(木くず)を置くのも効果的です。ドッグランなどでたまに使用されていますが、ワンちゃんのお腹にいっぱい木くずが付いてしまったりはします。
あとは、木くずなので、腐ります…
防草シート&砂利で雑草対策をするメリットとデメリット
メリット
・コストを抑えながらも雑草対策ができる
・砂利なので歩くと音が鳴り防犯上、非常に良い
・雑草対策の方法の中では一番コストパフォーマンスが高い
デメリット
・建物やブロックの際から雑草は出てくる
・砂利の隙間から生えてきた雑草は抜かないといけない(年に数回程度)
・お子様が砂利を投げたりといった事がある
・防草シートの種類によっては雑草が突き破って出てくる(←これは防草シートをいい物を使えば問題なし)
・庭としてはベタっとした感じになり少し殺風景になる
・歩くと砂利で足が取られて歩きにくい(高齢者の方は危険)
・落ち葉の掃除がしにくい
この方法はこんな方にオススメ!
・見た目は気にしないから雑草の対策だけをされたい方。
・コストを抑えて効果のある雑草対策をされたい方
・お庭はあるが特に使う事は無いという方
・小さなお子様やワンちゃんはいないという方
・動線上にならない箇所の雑草対策を考えている方
・落ち葉などがあまり落ちてこないお家の方
私の意見
私の経験上、この方法は本当に効果があり、今まで大変だった草引きが楽しくなったという方がほとんどです。なぜ年に数回の草引きが楽しくなったかというと、シートの上に生えている雑草なので根っこが土に活着しておらず、スポッと抜けるからです。
現場状況や草の生え方によっては大変な作業になりますが、
この方法は体力さえあればご自分でもやろうと思えばできます。
とはいえ、ちょっとしたツボとコツはありますので、ご自分でやろうとお考えの方はこちらを参考にしてみてください。
※人工芝のメリットとデメリットはまた別ページでご紹介させていただきます。
3.固まる土を用いた方法
3つ目にご紹介する方法は固まる土を使った方法です。
ビフォー
アフター
この方法は防草シートを用いた方法よりも更に雑草対策の効果は高まります。
雑草対策度95~98%といった感じでしょうか。
防草シートの場合のデメリットで上げさせていただいた、【落ち葉掃除がしにくい】というデメリットを解消してくれるのが固まる土です。
固まる土のいいところは掃除がしやすく、透水性があるので写真のように植木の根元まで施工しても植物は育ちます。
また、コンクリートなどと違い、水をかけるまでは硬化しないので制限時間が無い分DIYでも施工がしやすいという点が良い点です。
また、防草シートと比較すると建物やブロックの際からも雑草は出にくくなります。
ただ、防草シートと砂利に比べるとコストは高くなり、コケが生えたりひび割れが出たりという点があります。
このような点から、アプローチやよく歩く箇所、お子様が遊ぶスペースなどではあまりオススメはできません。
そういった点を考慮しつつ、→【固まる土はどこに使うのがオススメか】という記事も参考にしてみてください。
固まる土で雑草対策をするメリットとデメリット
メリット
・砂利に比べて落ち葉の掃除がしやすい
・硬化するまでの制限時間が無いのでDIYでも施工しやすい
・透水性があるので、写真のように植木の周りまで固めても植木は育つ
・植え込み内にはオススメ
・きつい雑草が生えている箇所にはオススメ
デメリット
・コストがかかる
・耐久性がそこまでよくない
・ひび割れが入ったり表面が剥がれてきたりする
・コケが生える事がある(滑りやすくなる)
・年数が経つと固まる土の上から草が生える事がある(ホコリ)
この方法はこんな方にオススメ!
・落ち葉掃除がしやすい方がいいという方
・ササなどきつい雑草がお庭から生えている方
・植木は残して落ち葉掃除ができる方がいいという方
・歩きやすくしておきたい方
・コケなどがあまり気にならないという方
私の意見
トータル的に考えると、私の経験では固まる土はあまりオススメはしておりません。
なぜかというと、職人の人件費と材料費、固まる土の耐久性、後々発生するデメリットの方が大きいので私個人の考えとしてはコストパフォーマンス(値段の割に耐久性が低い)にかけてしまう部分の方が大きいのでオススメしておりません。
ただ、唯一固まる土をオススメできる箇所がありますのでそこは→【固まる土はどこに使うのがオススメか】こちらを参考にしてみてください。
4.コンクリートを使った方法
4つ目の方法です。
お庭をコンクリートで固めてしまうという方法です。昔の庭園ブームの時代には考えられなかった方法ですが、最近では世間一般的に当たり前になってきました。
雑草対策度でいうと99%ほどあるのでかなりコストパフォーマンスが高い方法です。
残り1%は誤解を招く可能性があるので100%とはお伝えしていないだけのレベルです。
具体的には後々クラック(ひび割れ)やブロック塀との隙間ができたりすると、その隙間から生えてくる可能性があるという程度のレベルです。
白いコンクリートで仕上げる方法もあれば、コンクリートに着色してしまう方法もあります。
こちらのお庭ではピンクに着色しました。
面積が広いお庭などでは比較的コストを抑えながらも雑草対策はばっちりの状態になるのでオススメの方法です。
いい点としては、歩きやすい。掃除がしやすい。ワンちゃんがおしっこをしても水で流せる。などといったことがあげられます。
全面をコンクリートにしましょうというわけでは無く、実際に使う場所や範囲、使用の際のメリットやデメリット、将来起こりうる可能性の部分も考えながら範囲を決めて、尚且つ素材を組み合わせて使用するとおしゃれに見せながら長く雑草対策をする事が可能です。
素材の組み合わせはデザイナーさんのセンスに任せてみるのも一つの方法かと思います。
こちらのお家の場合はピンクのカラーコンクリートと人工芝を組み合わせました。
こちらのお家ではワンちゃんをお庭で離してもうんちやおしっこをした時に掃除がしやすいように施工しました。
更にこちらのお家の裏は緑道で、秋になるとケヤキの落ち葉が一斉に庭に落ちてきます。砂利だと掃除も出来なくなるといった事もありますので、コンクリートで施工しました。
メリットとデメリットを確認しながら、コストを取るのか、将来的なリスクの発生を取るのかなど変わってきます。
あなたの事をきちんと考えてくださる業者さんにお願いすると、きっと打ち合わせの段階からきちんと対応してくださります。
コンクリートで雑草対策をするメリットとデメリット
メリット
・掃除がしやすい
・水で流せるのでペットがいても管理しやすい
・高圧洗浄で洗えるので数年後も洗えばきれいになる
・水はけの対策までとれるので湿気がなくなる
・虫が減る
・雑草対策で言うとコストパフォーマンスに非常に優れている
・歩きやすい
・砂利などと違いお子様が投げたりできない
デメリット
・タイルなどに比べお庭の雰囲気は少し崩れる
・照り返しがあり、芝生などより暑さは増す
・万が一将来撤去する時は作業が大変
この方法はこんな方にオススメ!
・お子様とプールをして広々使いたい方
・お子様とガラガラの乗り物やストライダーをしたい方
・見た目よりも掃除がしやすいようにしておきたい方
・お庭の面積が広い方(前面石貼りは高くつく…)
・お庭の水はけが悪い方
・歩きやすくしておきたい方
私の意見
トータル的に私の目線としては非常にオススメの方法です。正直、固まる土を施工するぐらいなら圧倒的にコンクリートの方が価値があります。
価格や耐久性、水はけの問題や掃除のしやすさどれをとってもオススメできます。
問題は見た目と暑さだけです。
見た目は、ある程度センスのあるデザイナーさんに依頼すれば素材の組み合わせでいい感じに考えてもらえます。
暑さは正直タイルや石貼りとそこまで変わりません。
照り返しについては、白いので夏の反射はすごいです…
ただ、白いタイルを張っているのと照り返し度合いはあまり変わりません。
コンクリートで施工して照り返しが気になるという方は→【刷毛引き仕上げ】という方法で施工すると多少照り返しがマシになります。(リンク内のコンクリート通路を参考にしてください)
5.ペイブメントを使った方法
さて雑草対策の最後の方法です。
ここまでご紹介した中で、気に入った物がないという方は恐らくデザインを気にされているのでは無いでしょうか?
そういった方にオススメの方法がペイブメントという方法です。
ペイブメントとは舗装材の総称の事で簡単に言うと【レンガ・タイル・石貼り】などを使用する方法です。
雑草対策度でいうと95~99%です。方法によって多少の草の生え具合は変わります。
それでは、大まかではありますがご紹介致します。
①インターロッキング・レンガ・平板
素材自体はコンクリートで出来ており、表面に着色と意匠付けをしてレンガ風に見せた物になります。
レンガなどもこのように敷き詰めて施工します。
この方法もかなりの雑草対策になります。が、細かいことをお話すると、レンガとレンガの隙間(目地)はセメントなどで固める方法ではありません。
隙間(目地)は珪砂という細かい砂を入れ込んで左右に動かないように固定していきます。
年数が経つとどうなるか…という事ですが、
写真のようにレンガとレンガの隙間から草が出てくる可能性はあります。
インターロッキングやレンガ、コンクリート平板は基本的には目地をモルタルで固める仕様ではない為、年数が経ったときにはこのような可能性がでてきます。
だからこの方法がダメというわけではありません。
この方法はコストを抑えながらお庭をおしゃれに作る事も出来るので、非常にオススメな方法です。(写真は300mm×600mmのコンクリート平板)
こちらは木に見えるコンクリート平板です。木製ではなく素材はコンクリートですので、腐ったりシロアリが来たりという心配も無くなります。
将来生えてくる可能性がある隙間の草も気になるという方は次の方法が確実です。
②タイル張り
床にタイルを張ってしまいます。下地にコンクリートなども打たないといけないので、コストとしてはインターロッキングより上がってしまいますが、先ほどお話していた目地は全てモルタルで固めてしまいます。
その為タイルとタイルの隙間から草が生えてくるといった事は無くなります。
写真はデッキタイプで施工しているので階段を作っていますが、フラットの状態の箇所にもタイルの施工は可能です。
お値段はかかってしまいますが、雑草対策も万全で、見た目のグレードも上がるので価値のあるお庭になります。
③天然石の石貼り
こちらは乱形石貼りという方法です。こちらも石と石の隙間(目地)はモルタルで固めてしまうタイプなので隙間から草が生えてくることがありません。
将来ひび割れが入ると草が生えてくる可能性はありますが…
おしゃれですが、コストはグンと上がります。
その分、物凄くおしゃれになるので、周りのお家からも一目置かれるようなおしゃれな外構・お庭になります。
写真奥側のグラデーションがかかった雰囲気の石材もあります。
こちらは長方形の石材です。こちらも目地は全てモルタルで埋めていきますので隙間から草が生えてくることはありません。
だから、天然石を使用しましょうというわけではありません。
天然石をお庭全面に張ると物凄く費用が掛かってしまいます。それに加えて、全面に天然石を施工してはお庭のデザイン、バランスにも影響してきます。
写真のように素材を切り替え、「見せたい箇所」と「シンプルな箇所」を作る事で目立たせたい箇所を目立たせることが出来るようになり、しつこ過ぎずに飽きの来ないデザインが出来上がります。
ペイブメントで雑草対策をするメリットとデメリット
メリット
・コンクリートや砂利と比べてデザイン性に富んでいる為おしゃれになる
・雑草対策としての効果が高い
・お庭で過ごしたり庭に出ようという気になる
・凝ったデザインを作ることも出来る
・世界に一つのあなただけのデザインを作ることが出来る
・地面を固めるので歩きやすい
・水はけも良くなる
・掃除がしやすい
デメリット
・コンクリートや砂利と比べてコストがかかる
・素材の質感・配色などデザインセンスが必要になる
・目地をモルタルで固めない場合は将来的に草がちょこちょこ生えてくる可能性がある
この方法はこんな方にオススメ!
・おしゃれに雑草対策をしたい方
・お庭で過ごしたいという方
・お家とお庭のテーマやバランスを統一させたい方
・一目置かれるおしゃれな空間が欲しい方
・デザインを重視したい方
私の意見
庭全面にペイブメントを使う必要はありません。どのぐらいの広さを使うか、どのように使うかでその範囲だけペイブメントにし、それ以外の箇所はコストを抑えた方法を取ることも一つの方法です。
例えば、リビング前のメインのお庭はペイブメントを使用し、人目に付かないバックヤードスペースはコンクリートを使用するなど、問題点と各素材のメリットとデメリットを照らし合わせながらなく組み合わせるのがオススメです。
無理をしてペイブメントを使用する必要はありませんが、もし、予算的に余裕があるならば、早々やり替える物でもないので長期的な目線で考えるとペイブメントはおしゃれに雑草対策ができるので非常にオススメです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は10年以上、約300件を超える工事を管理してきた庭師として雑草に頭を悩ませる方々のお役に立てればと思い、お庭の雑草対策5つの方法をご紹介させて頂きました。
また、私は10年間の間にアフターでお客様のお庭の様子を見て、後追いしてきた経験もあるので、ドンドンと精度が高まり、細かい事までデータ化して素材のメリットとデメリットがはっきり見えてきました。
各素材の持つメリットとデメリットをご自身で知っておくことで、ご自分のお庭の雑草対策はどの方法が一番良いのかを知ることが出来るかと思います。
まずは、今あなたが改善したい問題点をきちんと整理して、どのようになれたら満足の状態になれるかを一度整理してみると、この5つの中から最善の方法が見つかるかと思います。
あとは、あなたの気持ちを把握し、工事金額に関わらず親身になって相談に乗って頂けて、きちんと施工してくださる業者さんを見つけるだけです。(←案外これが一番むずかしいかもですが(^_^;))
私はこの10年の間で「雑草対策をして家族の時間が増えた」「家族の愛が深まった」という事実を何度も見てきました。
本当に雑草に頭を悩ませているのであれば、勇気を持って一度お近くの造園屋さんに相談されることをオススメ致します。
きっとあなたの悩みは解決し、ご家族で過ごす笑顔の時間が増え、今までは草引きという辛かった時間が有意義な時間に変わる事でしょう。
長々と読んで頂いた全ての方の時間が幸せな時間に変わるよう願っています。
遠方の方へのご提案
弊社は奈良県・京都府南部でのエリア限定で施工をさせて頂いております。プランのご提案、作図などあなたのお力になれることはあります。(施工は地元の造園屋さんにご依頼ください)
有料にはなりますが、図面・プランの作成のみも行っておりますので、気になる方はお電話かメールにて「記事を読んだのですが」と連絡くださいませ。
プラン作成にあたる見積りを出し、もしご納得いただけたら外構プランの作図のみさせていただきます。
遠慮なくお問い合わせくださいませ。
奈良・京都南部で新築外構工事・外構リフォーム・庭のリフォーム・造園工事・雑草対策など外構・お庭でのお困りの事がある方は【いろは造園】までご相談ください。
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