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奈良で新築外構工事の事例をご紹介します。今回は香芝市にお住まいの谷澤様の事例です。
谷澤様はお家を建てられて、外構工事業者をお探しでした。そんな時、HPで弊社を知っていただきお問合せいただきました。
お伺いして更にお話を伺うと、「スペースもあるから家庭菜園などをされたい」ということと、「車は2台分のスペースがあればOK」ということでした。
上記のような内容から、今回の新築外構工事に至りました。
谷澤様のお家での設計時のポイント
✅ スリットは草引きが大変になるので無くして計画
✅ 娘さんと一緒に家庭菜園が出来るように
✅ コストは抑えて素材で形状や配置を工夫
✅ 植物は管理が大変という事で、植物は無しで計画
✅ お庭はお住まいになられてから計画できるように
✅ 将来カーポートを付けられる際に撤去作業が要らないように計画
ポイントを抑えてどのような新築外構にしたのか?
1.お住まいの方の後々の管理を考えて計画
新築外構で業者側がよく提案するのが、草目地です。草目地とはコンクリートとコンクリートに10cm程のスリットを空けて芝生やタマリュウを植栽することを言います。
草目地にはメリットとしてコンクリートをべたっと打つよりも抜け感が出るといったことがあります。
デメリットとしては、スリットの草引きが意外に大変で、10年もたたないうちに草だらけになるといった事もあります。
尚且つ、スリットの植物はきれいなグリーンに育てるには非常に難しく、他社様で新築外構工事をされてから10年経たないうちに弊社に「スリットを埋めて欲しい」といったご依頼も多々あります。
今回、谷澤様の新築外構工事にあたって、そういったメリットとデメリットを全てお話させていただき、「スリットの草を引いているなら家庭菜園をする時間に使う方がよいのではないか」という外構工事の方法をご提案させていただきました。
道路から建物までの距離がかなり長いので、谷澤様といろいろと話し合い、コストは抑えつつも玄関周りはコンクリート平板という色の付いた物で少し印象を変えて計画しました。
アプローチが長い分、全てレンガや石貼りなどにするとかなりコストがかかってしまいますので、谷澤様のお考えのご予算と、デザインを何度も話し合い、すり合わせていきました。
長いアプローチですので、スリットを入れたくなる箇所ですが、そこにコンクリート平板でうまく区切りを付け、アプローチをわざと左へ曲げて変化させるといった方法をとりました。
こうすることで、駐車スペースに1mほどの余裕が出ます。逆に玄関扉から真っすぐのアプローチにすると、変化もなくアプローチの右側に無駄なスペースができてしまいます。
このように一度作って無駄なスペースになってしまうと作り直しがきかないが外構工事です。新築時に無駄なスペースが出来ないよう、ゾーニングという初期での計画がいかに重要かということが分かります。
アプローチは縁にレンガを並べて、コンクリートで仕上げにしました。コンクリートの仕上げ方は、金コテ仕上げと刷毛引き仕上げという方法があります。
今回谷澤様の新築外構工事ではアプローチは刷毛引きという方法を採用しました。
理由は刷毛引き仕上げの方が、滑りにくいということと、アプローチのコンクリートですのでデザイン的にもシンプルに柄が入るような感じになるからです。
金コテ仕上げでツルツルにし過ぎると、雨の日に急いでいる時に滑ってこけると大変なので…
今回は写真のようにスリットを無くす分、縁をレンガで仕上げました。
これだけで、シンプルの中に可愛さと締まりが出ますね!
玄関の前は出入りしやすいように平板で縁をとり、中はコンクリート刷毛引き仕上げにしました。
こちらも谷澤様とお話し、コンクリート全面のパターンとはグッと印象が変わり、コストパフォーマンスも良いのでご採用頂きました。
また、玄関から出た1歩目のアプローチを幅広に取っておくことでどこからも出入りできるだけでなく、土の箇所から直接玄関タイルを踏むことが無くなります。
こうすることで、アプローチで靴の裏に付いた土を一度落としてから、玄関に入ることが出来るので玄関が汚れにくくなります。
今回は縦型でスリムの機能門柱を使用しました。シルバーと木目の組み合わせが、お家の玄関周りの外壁と雰囲気が合いシンプルでいい感じです。
今回は谷澤様があとあと草引きが大変にならないよう、スリットの草目地を無くした計画にしました。
もちろん、メリットもデメリットもお話させていただいた上で、草目地にされたいという方は草目地にさせていただきますので、遠慮なくおっしゃってくださいませ。
ぐるっと境界ブロックも積みました。西側・北側・東側は全てブロックを積み囲ってしまいました。
順調にブロックを積んでいると、まさかの位置に雨水桝がありました。
建築時に雨水の排水桝を境界ギリギリの位置に設置したようです。
蓋を開けてみると、どうにも動かしようもなく、建築時に入られていた水道屋さんもこの方法を取るしか仕方ないような状況でした。
では、我々が何とかするしかないという事で、きちんと蓋が開くようにブロックを加工して積む方法をとりました。
開きました。これで、雨水桝のお掃除もできますね!
2.娘さんと家庭菜園ができるお庭に…
谷澤様のお家はかなり敷地面積が広かったので、新築外構工事の際にお庭と同時に作るかどうかもお話して決めていきました。
敷地面積が広いと、工事費は上がるので「どのように使用するか」と「どのような素材で施工するか」といった事は非常に重要になります。
谷澤様に、最初にいくつかのプランを出させていただき、一番よいプランには木製の目隠しフェンスをリビングの前に付け、植栽も少し入れるようなプランを考えていました。
お話を進めていく中で、最終的に「必要な物を先に完成させて、お庭はお住まいになられてからのライフスタイルをみて決めていきましょう」という事になりました。
ということで、駐車場のコンクリート左側は一旦、娘さんと家庭菜園が出来る方法で外構工事をしました。
3.将来カーポートを付ける時に撤去費用がかからないように
今回谷澤様の新築外構工事では、駐車場のコンクリート右側のアプローチとの間は土のままにされてはどうかとご提案させていただきました。
なぜかというと、谷澤様は将来的にカーポートを付ける可能性があるということで、後々カーポートが付けやすいようにという理由で、上記の様なご提案をさせて頂きました。
写真のコンクリート左側は家庭菜園スペースになるので、土のままとなります。
コンクリートの右側にはアプローチがあるのですが、そこは将来のカーポートを付ける可能性がある事を考えてコンクリートとアプローチの間を一部土の状態で残しておくような外構の方法をご提案致しました。
こうしておくことで、谷澤様が「カーポート付けたいね」となった時に、カーポートの柱を立てる際、『コンクリートを撤去する』といった作業が無くなります。
その作業が必要ないということは、カーポートを取付ける時に、「既存コンクリート撤去費」という物がかからなくなります。
ちょっとしたことですが、最初から分かっているのであれば、このような方法をとっておくことで将来かかってくる無駄な費用を抑えることができます。
お客様の声・感想
谷澤様から頂いたお声
西原さんに決めたのは外構において途中で変更可能であるという事を聞いたことが大きいです。外構は住んでみないと分からない部分が多く、とりあえず限られた予算の中で最低限の外構を行い今後住んでみて付け加えていくことが大切であると思います。
今後住んでみて自分で出来る事は自分で行い、自分らしい外構にしていく方向です。
西原さんの仕事は2度しか見ておりませんが、正確で楽しそうに仕事をしていました。
他業者は知りませんが、西原さんにして本当に良かったと思っています。今後自分達で作る外構も見に来てください。ありがとうございました!
というお声をいただきました。
谷澤様は本当に明るくて面白いお方で打ち合わせ中も終始笑いが止まらず本当に楽しませて頂きました。
ご新築されたお家も素敵で、所々遊び心もあり、谷澤様らしさが出ていました。
これから、家庭菜園など、お庭がある生活をご家族皆様で楽しんでいただけると幸いです。
引き渡し時には、「ご自分で雑草対策もやってみるね~」ということで、簡単に雑草対策のやり方もご説明させて頂きました。
今回は香芝市での新築外構工事の事例と、新築外構工事の際に知っておきたいポイントをご紹介させていただきました。
奈良で新築外構工事・外構リフォーム・庭のリフォーム・造園工事・雑草対策など外構・お庭でのお困りの事がある方は【いろは造園】までご相談ください。
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