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おしゃれな外構にリフォーム【京都府 H様邸】

更新日:2019年6月30日

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外構リフォームビフォー

アフター

外構リフォームアフター

 

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駐車場芝生の斜面

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リフォーム後駐車場石貼り

おしゃれな外構にリフォームした事例をご紹介します。今回は京都府にお住まいのH様の事例です。


H様が今回のリフォーム工事に至ったキッカケは「ユーカリの木が歩道の方へ倒れていって、このままでは植木が歩道に倒れてしまう可能性があるので何とかしたい」と、HPを見てお電話いただきました。


お伺いして更にお話を伺うと、「芝生の中からでてくる雑草の草引きや芝刈りをするのが大変」ということでした。「緑は欲しいけど、もう少し芝生の管理が楽になれば、お花を植えたり、実を取ってジャムを作ったりという時間に変わるのに…」ということでした。


また、駐車場のすぐ横が土を留めるために芝生になっていたため、特にワンちゃんが走り回れるわけでもなく、管理だけをしないといけない状態になっていました。

このような理由から、今回の外構リフォーム工事に至りました。






H様が抱えられていた問題点


✅ 芝生の中から出てくる雑草の草引きが大変

✅ 貴重なお休みの日に、草引きをしないといけない

✅ 芝生の為草引きしてから、芝刈りをしないといけない

✅ 雨が降ると芝生が毎回ドロドロになり、靴も汚れる

✅ ご自分で植栽されたので植木を整理したい

✅ ユーカリの木が歩道にこけかけていて危険

✅ ご自分のお家の外構の見た目を変えたい







設計時でのご提案内容

H様ご夫婦にお話を伺い、上記の様な問題点の解決と「せっかくならちょっとデザインを入れて印象を変えたい」ということもお考えでした。


H様と具体的にどのような外構のリフォーム方法で問題点を解消するかということと、H様のデザインの好みなどをお伺いし、H様がお住まいになられていて、後々困らないように将来の事も考えていきながら、デザインも入れた3つのパターンをご提案させて頂きました。


最終的に『草を引く時も腰を掛けてできるようにしましょう』ということと、『植木は形もよいので少し剪定して、配置を変えましょう』ということ、『水道も立ち上げる方が使い勝手がいいのでは』『芝生の管理が要らないようにしましょう』といった外構のリフォーム方法をご提案をさせていただきました。







 


具体的にどのような外構のリフォーム方法で問題を解決したのか…?





管理がしやすいおしゃれな外構にリフォームする

植木を抜いた庭

元々あったご自分で植えられた植木は捨てるのもかわいそうなので、裏に移動しましょうという事で、窓の目隠しになる位置へ移動する方法をとりました。

植木はただ、シンボルツリーで植えるだけではなく、うまく配置を考えれば目隠しになります。ただし、お庭のスペースや状況をみて種類を選んでいかないと、後々大変な事になります。

「クリスマスツリーみたいでかわいいから」といって新築の時に植えられた植木が10年経って2階の窓まで高さが来て、もうどうしようもないなんて事も良くある話です。


また、よくあるパターンが下の写真の状況です。



雨水排水桝

雨水を処理する雨水の桝です。“会所”といいます。家の屋根に降った雨が縦樋を通り、地中のパイプを通り、家の角々にある会所に集まります。


この会所の役割は、泥やゴミを集めるという役割があります。家の角々に会所がなければ、泥溜めがないのでパイプの中に泥やゴミが詰まります。

また、家の角はパイプを曲げる箇所にもなるので、会所がない状態でパイプを曲げると詰まりやすくなってしまいます。

わざとここに泥を溜めて掃除が出来るようになっているというわけです。


また、別の役割で言いますと、庭に降った雨の処理をこの会所が行ってくれています。大雨の時に地面に落ちた雨水はこの会所の中へ入り処理できるという理由から、土の表面に会所が出ているわけです。



話を戻します…

この“会所”ですが、2年に1回ぐらいはへどろの掃除をする事をおすすめ致します。



会所掃除

なぜ掃除をした方がいいかというと、写真のように植木の根っこが入る可能性があるからです。こうなると厄介です…ヘドロだけの場合は泥溜めになっているので泥が溜まっているだけですが、植木の根っこが会所やパイプの隙間から入り込んで、その根っこがパイプの中にドンドン入っていくという現象を今まで何度も見てきました。


気付かずにいるうちに、パイプの中ではドンドン根っこが繁殖し、そこに細かい泥やゴミ、落ち葉などが雨水と共に流れてきます。

そうすると、根っこがフィルターの様な役割になってしまい、パイプの中でどんどんゴミが詰まります。最終的には、パイプが詰まり、最悪の場合全てパイプをやり替えないといけないなんてことも…


そうならないようにも、数年に1回は開けて様子を見る事をおすすめ致します。



さて、お話を外構リフォーム工事の方へ戻しますね。



ブロックの花壇

今回は植栽スペースに照明も取付けて夜もいい感じにしたいので、元々の花壇を一部撤去するというリフォーム方法をご提案しました。なぜかというと、照明の配管が表に出て見えると見た目がよくないので埋設した状態で照明の配管をしたかったからです。


それに加えて、今回は元の壁を生かしたまま壁に天然石を張る予定です。

天然石を張ると石の厚みが出っ張ってくるため、この箇所だけは一度壊して躯体事やり替えないと、「後で貼りました」というのが分かりやすくなってしまうからです。


今回は「外構リフォーム」ということですが、仕上がった状態はリフォームしたのが分からないように「最初からこの状態でした」という見た目に持って行きたいという理由もあった為、この箇所だけ一度壊して作り直すというリフォーム方法をご提案致しました。



モルタルで塗り込んだ花壇

照明の配管を入れた状態で、奥の壁より石の厚み分を控えた状態で新しく壁を作りました。また、前の化粧ブロックは壊さずに上からモルタルで塗り込むといったリフォーム方法をご提案しました。


何故かというと、こうすることで新しく壁を作り直す必要がなくなるので、コストを削減することができます。化粧ブロックのように表面がデコボコしている状態で石を張ろうと思うと、さすがに表面の石もデコボコする可能性があるので、一度モルタルで表面を真っすぐ仕上げました。


写真右側のようにコンクリートブロックの上に石を張っていく場合はわざわざモルタルで塗り込む必要はありません。



天然石の角

壁に石を張っていく作業です。角々の石材をそのまま張ってしまうと写真のように少し広く隙間が出来てしまいます。隙間が出来たからといって、施工上は特に問題ありませんが、仕上がり具合の見た目があまり良くないので、ひと手間加えていきます。



天然石の加工

物凄く地味な作業ですがこのように両側の石を斜めにカットして合わせていきます。

こうすることで…



天然石の角を張る

すっきりきれいに収まりました。ちょっとしたひと手間ですが、最終の見た目に影響するので、このように上の段まで全て加工して仕上げていきました。



笠木を取付ける

今回は壁の上に笠木を取付けるというリフォーム方法をご提案致しました。

壁の石を張り終えてから笠木を付けていきます。


この笠木の役割は、デザイン的な面で言うと、壁の天端を隠すことが出来ます。そうすることでブロックの上のセメントが見えなくなるので見た目が良くなります。

また、笠木の色を少し変化させておくことで、石材の重々しさが少しやんわりと和らぎます。


機能的な面で言いますと、笠木は壁の石材より1~2cm出っ張って付けてありますので、雨だれが直接壁に付くことが無くなります。そういった理由から、汚れが付き辛くなります。また、今回は腰を掛けて植栽スペースの草引きを出来るように、キズが付きにくく、少し幅の広い笠木を取付けました。



天然石を張る

今回H様が抱えられていた問題点である「芝生の管理を無くす」為に芝生は全て剥がしてしまい、乱張りで天然石を張るという方法をご提案致しました。


芝生だった箇所は全てこの乱張りに変えていきます。

素材としては、おしゃれになりますが、若干コストは高めとなります。それでも、一度やってしまえば早々やり替える事も無いので、予算にあったご提案をさせて頂いております。



ライトアップされた庭

照明も取付けて植栽スペースの夜の雰囲気がすごくいい感じになりました。完成してから、ご主人様も日々のお仕事からお帰りになられた時に必ず一度「いい感じ♪」と確認をされてからお家に入られるそうです。

夜お帰りになられた時もライトアップされた植物が出迎えてくれるので、ホッとしますね。



外構リフォームアフター

今回の外構リフォーム工事で、芝生の管理が無くなり、植栽スペースも小さく絞り込んだので、草を引かないといけないスペースが狭くなったので、管理が楽になりました。今までは、草引きをされていたお時間がジューンベリーの実を摘んでジャム作りが出来るような時間に変わりました。



 




駐車場のスリットの草刈りを無くす

スリットに石を埋め込む

H様のお家は駐車場のスリットも芝生が張られていました。この10cmのスリットの草引きもなかなか大変なので、今回の外構リフォーム工事の際に、石で埋められてはどうかという方法をご提案させていただきました。


この駐車場のスリットは新築時に多くの方が、「抜け感がでて緑もあっていい感じになるから」という理由で入れられる方が多いですが10年後には、なかなか草引きが大変な箇所になります。


いろは造園では300件以上のお困り事のデータから、そのようになることが分かっている場合はお客様とデメリットについても話し合い素材を決めていくようにしています。









水道を立ち上げて使いやすくする

H様のお家の水道は以前まで散水栓(地面に蓋が付いている水道)でした。蓋を開けるとカエルや虫がたくさんいたり、腰をかがめて蛇口をひねらないといけないという動作がなかなか大変でした。


そこで、水道も使いやすくするために、今回のリフォーム時に散水栓から立水栓に切り替えるといった事をご提案させていただきました。


植栽スペースのすぐ横に水道をもってきたので、水やりもしやすく木目の立水栓がナチュラルにいい感じです。今回は立水栓の左側にアイアンのホースリールを付けました。

正面からみると壁と木目、アイアンの組み合わせがまたいい感じです。


H様のお家の場合、植物や、木目調の物との組み合わせで、重すぎず軽すぎずのナチュラルモダンな系統で仕上げる事が出来ました。



H様ご夫婦にも喜んで頂き、今までは草引きをしなければいけなかった時間にご夫婦で棚を作られたりとDIYなどができる時間にも変わったようです。




H様この度はありがとうございました。






 

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