ビフォー

アフター

今回ご紹介するのは木津川市にお住まいのM様です。
M様とはご紹介で知り合い、新築でお家を建てられるので外構をお願いしたいということでした。M様にいろいろとお話を伺い、お車を使う頻度や台数、これからのメンテナンスのお話や普段の動線計画など伺いながら、簡単なご説明をしつつお話をまとめていきました。
いろいろと、お話を伺うと、建築計画の段階でお車を停めるスペースが車のサイズに対して少し狭かったので、「まだ建物の位置の変更が可能であれば、建物の配置を少し下げられた方がよいのでは…」とご提案させていただきました。
M様のお家での外構設計時のポイント
✅ 初めての外構工事で、将来のメンテナンスを考えて作った
✅ なるべくコストは抑えられる素材で形状などを工夫してデザイン
✅ 植物はご自身で管理がしやすいよう低木だけにした
✅ お庭のスペースはお住まいになられてから計画できるようにした
✅ 将来的に車がもう一台停められるようにリフォームしやすく計画
設計計画に対する作業時のポイント

重機を使い必要な深さまで掘削していきます。今回はお隣が空地で十分に重機が入る幅があったので、良かったのですが重機が入らない場合は手作業となります。 またM様のお家の場合土も非常に硬く重機でないと土を掘るのが大変です。硬い地盤はコンクリートを打つ時などにはよい状態ですが、植木や植物にはあまり向かない土質となります。

掘削をしてから、下地を作り、ブロックの基礎を作ります。鉄筋を入れて、コンクリートで固めてしまいます。縦の鉄筋はL字で入れる事で土を埋め戻した時に、土の重みが乗るので強度が高まります。

ブロックの基礎ができたらブロックを積んでいきます。横の鉄筋も入れて結束してモルタルに埋め込んでいきます。
こうすることで横の鉄筋と縦の鉄筋が絡み合い強度が保たれます。

今回はお隣との境界ブロックにメッシュフェンスを使用しました。メッシュフェンスは目隠しのフェンスよりコストを抑えれる事が出来るので、特に目隠しが必要なく防犯上フェンスを付けたいという箇所には最適です。
目隠しフェンスより風通しも良くなるので、お部屋の中に風が入りやすくなります。

玄関前の土も掘り終えたら下地を入れて転圧していきます。この作業をすることによって地盤の沈下を防ぐことが出来ます。地盤の沈下を防ぐという事は、コンクリートや仕上げの石材にもひび割れなどが入りにくくなります。また、今回は駐車スペースを重視し、メンテナンスがあまりいらないように、玄関周りはほとんどコンクリートと石材で固めてしまいました。

転圧を終えたら型枠を組んでいきます。型枠の仕上がりでコンクリートのラインの仕上がりが決まります。

型枠を組みメッシュ筋を入れていきます。メッシュ筋を入れる事でコンクリートのひび割れが入りにくくなり、コンクリートの強度を保つことが出来ます。

各箇所にスペーサーというメッシュ筋を浮かせる素材を入れ、メッシュを浮かせながらコンクリートを打っていきます。メッシュを浮かせながらコンクリートを打つことで、コンクリートの間にメッシュが絡み、きちんとした強度が出ます。

コンクリートが仕上がりました。車が停めやすいように建物の配置も少しバックしてもらい、段差がないように会所の高さや水道のメーターボックスも全て調整しました。

コンクリートの仕上げには主に「金コテ仕上げ」と「刷毛引き仕上げ」という仕上げ方があります。金コテ仕上げはツルツルに仕上げる方法で、刷毛引き仕上げは刷毛で引いたラインが入っているザラザラとした仕上げになります。どちらにもメリットもデメリットもありますが、今回は金コテ仕上げで施工しました。ツルツルピカピカで光沢があります。

同じように玄関前も仕上げていきます。今回はアプローチ以外はほとんどコンクリート仕上げとなります。ほとんどがコンクリートで仕上がる分、単調にならないようにスリットをあけました。スリットに芝を入れる事で抜け感がでるので、コンクリートだけとの圧迫感に比べ、少し優しい感じになります。もちろんこれには草が生えてくるというデメリットもありますが、M様にお話させていただいて、抜け感ある方がいいかなという事で決まりました。

アプローチには平板を使用しました。コンクリートで作られ、意匠付けされた素材となります。天然石ではない分コストを抑えることが出来ます。ブラウン系の色でお家とのバランスも考えながら、シンプルで映えるデザインに仕上げました。L字のアプローチにすることで広がりも見え、単調さが無くなります。

アプローチの平板が動かないように見えない箇所でもモルタルで固定しました。こうすることで、毎日踏むアプローチが動きにくくなります。車で踏んだ際も動きにくくなるので、長く使って頂けます。

駐車スペースの奥はお庭に繋がる形状ですが、今回はお庭は真砂土で整地のみ行いました。新築されたと同時にお庭を作られるお客さもおいでですが、お住まいになられて初めて分かることもありますし、お子様が小さい方などは2.3年でライフスタイルの変化もあったりします。そういったことも踏まえて、今回はお庭はそのままでいきましょうかというお話でまとまりました。
また、将来的には奥に車も停められるように段差を作らないように設計しました。こういった計画をしておくことで、後々の外構工事で無駄な費用を無くすことが出来ます。
お隣との境界ブロックは道路の際から建物の角まで化粧ブロックにしました。道路から見える箇所だけでも化粧ブロックを使用する事でお家の印象がグッと上がります。

機能門柱を付けて完成です。機能門柱も少し向きを変化させて取付けたので、単調にならず、遊び心と変化のあるデザインとなりました。ここに、植栽をして完成です。植栽はご自身で管理のしやすいように背の低い植物を植えて配色も考えながら植栽しました。おしゃれだからと植えた植木が10年後大変な事に…とならないようにメンテナンスもしやすいようにM様と話し合い考えました。

外構のアプローチ、アフターの写真。植栽前なので、スリットはまだ土の状態です。機能門柱は単調にならないよう少し向きを傾けました。全面コンクリートにせず、一部このように色合いを変えたりすることで建物に対しての入口を指し示すこともでき、建物の見た目までぐっと上がります。コストもコンクリート平板を使うと比較的抑えることが出来るので、ちょっと上がる程度で印象を変えることが出来ます。
今回は木津川市にて新築の外構工事で、M様と打ち合わせから施工完了まで楽しくやり取りさせていただきました。
実際に外構工事をされた木津川市M様のお客様の声・感想
木津川市 M様からのお声
この度は大変お世話になり、ありがとうございます。こちらの都合に合わせて駐車場を早めに仕上げてくださり助かりました。
施工途中にもこちらの意見を聞いていろいろ工夫して頂きました。また、家の出来上がりでおかしい点を指摘してくださり、すぐに業者に電話して直してもらう事も出来、感謝です。
1日の作業終了時には丁寧に後片付けをしてきれいに掃除してくださってありがとうございました。
M様この度はご紹介でのご縁で外構工事のご依頼を頂きありがとうござじました。お家を建ててしまってからでは何ともならないことを、何とか回避できて良かったです。お家と外構との兼ね合いの大事さを更に深く自分の心の中に落とし込むことが出来ました。
植物も喜んで頂けて良かったです。
新築時に将来の設計計画までしておくと本当に後々のロスが減ります。
木津川市で外構工事をさせていただく機会も増えてきましたので、また近くまで行くことがあれば様子見に伺いますね。
M様ありがとうございました。
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